現場の取組

ICT施工の取組

当工事 では、青森県が推進している『i-construction』ICT施工やBIM/CIM活用に取り組んでおり、生産性向上や業務効率化に努めています。



ドローンの活用(UAVによる空中写真測量)

ドローンを活用し、空中写真測量(地形測量・起工測量)や写真・動画撮影を実施。3次元点群データやオルソモザイク写真(正射投影写真)などを取得。データを利活用して事前調査の業務効率化を行っています。

ドローンによる起工測量のようす

ドローンによる地形測量データを活用した土量算出(現場残土量確認)



GoogleEarthの活用(平面図・オルソ写真・3Dモデル・現場案内など)

GoogleEarthを活用することで、現場位置現場進入路、工事用道路などの説明の効率化に繋がっています。平面図の投影、UAVオルソ写真、3Dモデルの投影などタブレットやスマートフォンでも活用できるので、現場のみえる化として役立っています。

GoogleEarth活用のようす(平面図)



安全教育(新規入場者教育)での3Dデータ活用状況

新規入場時教育ようす


BIM/CIM施工の取組

BIM/CIM3Dデータの利活用をすることで、ミスや手戻りの大幅な減少、単純作業の軽減、工程短縮、施工現場の安全性向上、業務効率化に繋がり、施工管理データを保持した3Dモデルを維持管理フェーズへ受け渡しすることで、さらなるデータの活用、効率化・高度化を図ることが期待できます。

BIM/CIMモデル(函渠工)

BIM/CIMモデル+現況3D地形データ

BIM/CIMモデル+現況3D地形データ

BIM/CIMモデル+現況3D地形データ

WEBブラウザを利用した、施工ステップイメージの共有(実際切替できます)



3Dデータの活用(VR編)

ICT施工で得た3次元データや3D施工モデル等を活用して、現場従事者による施工イメージや完成イメージを共有するなど安全教育を実施しています。

VR活用のようす


3Dデータの活用(AR編)

着工前に実施したUAVによる地形測量データと、施工予定の函渠3Dモデルを活用し、現場にて任意の場所でタブレットをかざすとその場から見える3Dの計画面が表示されるAR(拡張現実)の取組も行っています。当初の計画時の施工面の可視化や干渉チェック等現場のみえる化のひとつとして取り組んでいます。

AR活用のようす

AR活用のようす


ICT施工(作業土工・床掘)

当現場はICT施工(作業土工・床掘)に取り組んでいます。函渠工における掘削面の三次元設計データを作成・活用してICT建機による床掘作業により丁張レスで作業効率化を実現しています。

ICT施工(ICT床掘)のようす


新型コロナウイルス等感染症予防対策の実施

感染予防対策のようす


現場施工ステップをBIM/CIMデータで利活用

BIM/CIMモデルデータを利活用して、施工ステップイメージを作成。作業の流れをわかりやすく、現場従事者への安全意識向上にも役立てています。地形データはUAV起工測量のデータを活用しています。


現場完成イメージの利活用


過積載防止対策

当現場で使用するバックホウは過積載防止対策のシステムを装備しています。

バックホウ搭載システムのようす


女性による安全衛生パトロール

建設業では、現場の労働災害や事故の未然防止のために安全衛生パトロールが定期的に行われています。 今回は女性社員による安全パトロールを行いました。担当した女性社員は普段事務所にて勤務しているので、現場に出ることはあまりありません。 そのため、普段現場にいる慣れた現場職員では見落としがちなことや、女性目線で細かなことに気付くことができます。第三者目線で細かくチェックすることで、現場の安全や職場環境の更なる改善そして意識改革に繋がることを期待しています。

パトロールのようす


工程安全管理委員会による第2回現場パトロール

パトロールのようす


現場の見える化①(ICT施工データの利活用)

協力業者との打合せ時にもICT関連データをフル活用しています。

協力業者との打合せ(重ね図・完成イメージ活用)のようす


現場の見える化②(3Dモデルを活用した現場配置図)※施工ステップ

3Dモデルを利活用した現場配置図で現場(工事)のみえる化を図っています。

3Dモデルを活用した現場配置図

現場配置図活用のようす


仮設安全監理者(第三者)による足場の安全点検

足場安全点検のようす


ICT構造物(多点計測技術による出来形管理)の検証

ICT構造物工(橋脚・橋台)等での出来形管理で運用されている3次元点群(多点計測技術)による出来形寸法計測技術を踏まえ、函渠工で検証を行いました。点群による寸法計測のほか、面的な出来栄え評価(ヒートマップ)にもチャレンジしてみました。まだ運用基準が試行段階ですが、積極的にチャレンジして業務効率化につなげたいと思います。

多点計測技術による出来形計測結果のようす(地上型レーザースキャナー/UAV写真測量)

計測点群による出来形管理(検証)状況

多点計測点群による各寸法計測のイメージ


会社保有機および社内技術者によるドローン測量技術講習会の実施

社内保有ドローン(DJI/Phantom4RTK+DRTK2)を用いての、ICT施工におけるUAV写真測量技術の講習会を2日間の日程で行いました。UAVの基礎知識から自動航行等の飛行計画、実践フライト、対空標識の設置および測量、解析・精度検証など一連で行い、高精度な計測技術を体験しスキルアップすることができました。

社内技術者によるUAV測量講習会の実施(自社保有機)

SfM(写真解析処理)ソフトウエアによる形状復元イメージ